Thursday, February 16, 2012

《HP(Hewlett-Packard)》の電卓

元々、『電子計算機』として始まったコンピュータの歴史。
高価で大型だった電子計算機を、卓上サイズに、ポケットサイズに、と小型で安価な物へと進化させていったのが、電子式卓上計算機、略して『電卓』です。
ちなみに、高価で大型で、政府や軍や大企業にしかなかったコンピュータを、民衆の手に解き放つ!というカウンター的思想のもと、スティーヴ・ジョブズらにより生み出された物が、パーソナル・コンピュータ、『パソコン』ですね。

そういう意味では、パソコンも電卓もプリンタも作ってる、《HP》ことHewlett-Packard(ヒューレット・パッカード)社はかなり正しい企業だと言えます。

パソコン、プリンタの陰に隠れて、日本ではあまり知られていないHPの電卓事業ですが、実は科学者やエンジニア、金融関係者、NASAの方々などからの支持は絶大で、一部業界的には『HP=信頼の電卓ブランド』。
世界初の科学技術計算用ポケット電卓、HP-35から40年。関数電卓、金融電卓、グラフ電卓など、あらゆる分野のプロに向けた電卓を作り続けています。


……って話はどうでもよくて、HPの電卓はデザインがカッコいいんですよ!

ショップやオフィスなんかを始める時に、必ず直面する『イケてる電卓売ってない問題』。
売り場に行っても、味も素っ気もない事務的なデザインのものか、妙にファンシーな色使いの、まるっこいデザインのものばかり。
かといって、「ほらほら〜、僕たちデザイナーが『デザイン電卓』を作りましたよ〜」みたいないやらしいヤツにも、どうも触手が動きません。

そこでHP。
シンプルで無骨なデザインと、「なんかコレ、ウォール街のヤツらも使ってるらしいぜ?」というブランドイメージ。
もうこれしかない!

基本的に「逆ポーランド記法(RPN)」っていう特殊な入力方法の電卓だけだったHPですが、現在は普通の家庭・オフィス用の電卓も作ってくれています。

HP / OfficeCalc 100 オフィス向け10桁電卓

フツーな中にも美学を感じるOfficeCalc 100。

HP / OfficeCalc 200 オフィス向け14桁電卓

ちょっとどうかと思うほど大迫力のビッグサイズ。
巨額のマネーを動かす貴方に便利な「000」ボタン搭載。

HP / PrintCalc 100 プリンタ付き電卓

ギミック感溢れるプリンター付き電卓、PrintCalc 100。
フリマのレジ代わりに良さそうですね。
このボディの適度な厚みが、昔のLSIゲーム機みたいでカッコイイです。

HP / EasyCalc 100 オフィス向け12桁電卓

鮮やかなブルーが映えるEasyCalc 100。
コンパクトサイズで携帯にも便利です。

HP / SmartCalc 300s スタンダード関数電卓

こちらは本気の関数電卓。
測量士試験にも対応するガチ仕様ながら、全くそれを感じさせないポップなデザイン。


これで、長きに渡る『イケてる電卓売ってない問題』もバッチリ解消。
ついでにNASA気分まで味わえてしまいます。

かなりオススメです!

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