Monday, February 27, 2012

ランドリーピン

『業務用』。

思わず反応してしまう魔法のキーワードです。

何と言ってもシンプル&タフなアノニマスデザインの宝庫ですからね。
道具屋筋(大阪にある、調理用具・厨房機器・食器などの専門店のみが集まった商店街。東京でいう合羽橋商店街)なんかに行くと、下手なファッションビルよりテンション上がります。
鉄!アルミ!ステンレス!異常なサイズ展開!
いやっほ〜い!

……すみません、取り乱しました。

でも、おそらく当Eight Hundred Ships & Co.にお越しのお客様には、そういう方が多いんじゃないかな〜?と勝手に推測しつつ、本日の新商品をご紹介。


Laundry Bag/Net Pins(業務用ランドリーピン ゴールド・シルバー)

ランドリーネットに番号を付けて管理するための大型安全ピンです。
僕らのよく知っている安全ピンがそのまま巨大化(長さ12.5cm)したデザイン、
……というか世の中にある、あらゆる安全ピンの最大サイズバージョン。

作っているのは、アメリカの安全ピン専業メーカー。
要するに、純度100%、混じりっけなしの業務用品ってことですよ、コレは。

ちゃんと丸くて安全です。

ゴールドが真鍮、シルバーがステンレス製。
酸化による変色や、傷などの経年変化も、非常に楽しみなところですね。

キーホルダー/ベルトループ間を結ぶ、「カラビナに変わる何か」として使うとアラ便利!
そしてカッコイイ!

アイデア次第で他の用途にも使えそうですね。

Friday, February 24, 2012

Vintage Shoelaces

Deadstock Converse Athletic Shoe Laces

Deadstock "The General" Old Shoe Laces

相変わらず好調な《This is...》のシューレース・シリーズ

実用性で選ぶなら当然新品ですが、デッドストックのヴィンテージ・シューレースも気になる存在。
思わずコレクションしたくなる、かわいいパッケージが魅力です。

EHSでも、《CONVERSE》の'70sモノと、かなり古そうなブラックのコットンレースが販売中。
ヴィンテージシューズのリペア用にはもちろん、ちょっとしたディスプレイにも良さそうですね。

Jake Davis Test Shots: Woodrow Morton from Jake Davis on Vimeo.

片方ずつ色違いなのもカッコイイかも?

Thursday, February 23, 2012

《洗ってみました》Hexico / Stand Fall Collar Short Coat

既にショップには春物の軽いアウターが並んできてますが、実際はまだまだ寒いです。
でも、そろそろメルトンやウールのニットは着たくない気分。
そんなとき活躍するのが、コットンなんだけど少し厚手のアウター類です。

その代表格とでも言うべき存在の、"Hexico / Stand Fall Collar Short Coat"。
Weft Grandfille Yarn Twillと呼ばれる、詰まり感満載の杢ツイルの生地がとても良い雰囲気なのですが、洗濯&乾燥でカリッとさせると、さらに良くなります。

脱水後のクシャクシャ状態のまま、あまり伸ばさずに、天日のパワーで一気に乾燥させてみました。
元々、製品洗い&タンブラー乾燥が施されているんですが、もう1ランク上のシワっぷりが実現。

生地が詰まったからか、杢グレーも少し濃く見えます。
もっと洗い込むと、褪色してきて、また違う風合いになってくるとか。

乾燥機を使ったり、洗剤・柔軟剤の分量なんかで、好みのシワ加減や色落ちにコントロールしてみるのも、コットン衣料の愉しみのひとつですよね。

Hexico / Stand Fall Collar Short Coat - Weft Grandfille Yarn Twill

コーデュロイバージョンも!
Stand Fall Collar Short Coat / Antique Corduroy

Monday, February 20, 2012

《Barbour》BEDALE SL Washed Cotton

Barbour / BEDALE SL Washed Cotton - Navy
Barbour / BEDALE SL Washed Cotton - Olive

怒濤の文具ラッシュも一段落。
このままでは本気で文具屋になってしまいかねないので、ここらで一度アパレル寄りに戻します。

説明不要の英国王室御用達(ロイヤルワラント)ブランド、《Barbour(バブアー)》。
みんな持ってるオイルドクロスのアレ。
持ってなくても、まわりに必ず誰か着てる人がいるはずの、アレで有名なアレです。

アレはアレで雰囲気があって良いのですが、本来乗馬用防水ジャケットとして開発されたものなので、着丈や身幅などのシルエットや、あの独特のワックス入りの素材感など、街で普通に着るには少々難易度高めでアレな代物でした。

でも、あのスナップボタン+グローブで引ける大きめのジッパーとか、ポケットのマチの感じとか、立体的なラグランスリーブの感じとか、機能的なサイドベントとか、コーデュロイの襟とか、男心をくすぐる憧れのディテール満載なんですよね。
このデザインで、スッキリフィットで、オイルがベタベタしないヤツ、あればいいのにな〜
……と思ってたら出ちゃいました。

Barbourで一番人気のジャケット、BEDALE(ビデイル)のディテールはそのままに、ノンワックスコットンでライトウェイト化。
モダンなスリムフィットとの組み合わせで、ほぼシャツ感覚の春先アウターに変身です。

製品染め・製品洗いが施されているので、かなり気軽に愛用→丸洗いすることが出来ます。
襟も細畝のサマーコーデュロイなので、まったく重さは感じません。

あっさり単調になりがちな春アウターに、本格ディテールを持ち込む事が出来るこのジャケット。
日本限定商品なので、「海外旅行時にショップスタッフに羨ましがられる」という特典もついてくるかも?
かなり狙い目だと思います!

Friday, February 17, 2012

スイス軍ストーブ TURM L51



昨日事務所にやって来たスイス軍のストーブ。

スイス軍ですがドイツ製。
"TURM L51"というモデルです。

持ち運んでテント内で使うもののようで、本来は専用の燃料携行缶と、漏斗、マッチなど、そしてそれらを全て収納出来るキャリングケース(キャンバス×スウェードのリュック!)がセットになっているようです。

こんな感じ
灯油缶もかわいいっすねー。

普通に灯油で使用出来ます。
上のキャップみたいなところを外すと五徳になってて、やかんも置けます。

とある大御所の方が寄贈してくださいました。
ありがとうございます!

※事務所の備品です。
販売の予定はありません。

Thursday, February 16, 2012

《HP(Hewlett-Packard)》の電卓

元々、『電子計算機』として始まったコンピュータの歴史。
高価で大型だった電子計算機を、卓上サイズに、ポケットサイズに、と小型で安価な物へと進化させていったのが、電子式卓上計算機、略して『電卓』です。
ちなみに、高価で大型で、政府や軍や大企業にしかなかったコンピュータを、民衆の手に解き放つ!というカウンター的思想のもと、スティーヴ・ジョブズらにより生み出された物が、パーソナル・コンピュータ、『パソコン』ですね。

そういう意味では、パソコンも電卓もプリンタも作ってる、《HP》ことHewlett-Packard(ヒューレット・パッカード)社はかなり正しい企業だと言えます。

パソコン、プリンタの陰に隠れて、日本ではあまり知られていないHPの電卓事業ですが、実は科学者やエンジニア、金融関係者、NASAの方々などからの支持は絶大で、一部業界的には『HP=信頼の電卓ブランド』。
世界初の科学技術計算用ポケット電卓、HP-35から40年。関数電卓、金融電卓、グラフ電卓など、あらゆる分野のプロに向けた電卓を作り続けています。


……って話はどうでもよくて、HPの電卓はデザインがカッコいいんですよ!

ショップやオフィスなんかを始める時に、必ず直面する『イケてる電卓売ってない問題』。
売り場に行っても、味も素っ気もない事務的なデザインのものか、妙にファンシーな色使いの、まるっこいデザインのものばかり。
かといって、「ほらほら〜、僕たちデザイナーが『デザイン電卓』を作りましたよ〜」みたいないやらしいヤツにも、どうも触手が動きません。

そこでHP。
シンプルで無骨なデザインと、「なんかコレ、ウォール街のヤツらも使ってるらしいぜ?」というブランドイメージ。
もうこれしかない!

基本的に「逆ポーランド記法(RPN)」っていう特殊な入力方法の電卓だけだったHPですが、現在は普通の家庭・オフィス用の電卓も作ってくれています。

HP / OfficeCalc 100 オフィス向け10桁電卓

フツーな中にも美学を感じるOfficeCalc 100。

HP / OfficeCalc 200 オフィス向け14桁電卓

ちょっとどうかと思うほど大迫力のビッグサイズ。
巨額のマネーを動かす貴方に便利な「000」ボタン搭載。

HP / PrintCalc 100 プリンタ付き電卓

ギミック感溢れるプリンター付き電卓、PrintCalc 100。
フリマのレジ代わりに良さそうですね。
このボディの適度な厚みが、昔のLSIゲーム機みたいでカッコイイです。

HP / EasyCalc 100 オフィス向け12桁電卓

鮮やかなブルーが映えるEasyCalc 100。
コンパクトサイズで携帯にも便利です。

HP / SmartCalc 300s スタンダード関数電卓

こちらは本気の関数電卓。
測量士試験にも対応するガチ仕様ながら、全くそれを感じさせないポップなデザイン。


これで、長きに渡る『イケてる電卓売ってない問題』もバッチリ解消。
ついでにNASA気分まで味わえてしまいます。

かなりオススメです!

Monday, February 13, 2012

《Mead》のリーガルパッド


Mead /リーガルパッド
Mead /ジュニア リーガルパッド

マーブル柄のノートと並ぶ、Mead社の定番人期商品、『リーガルパッド』。
クリームイエロー(Canary=カナリア色)の紙に、赤と青の罫線という、ポップな色使いが特徴的なノートパッドです。

弁護士などの法律関係者が、正式文書(最終稿)の白い紙と、書きかけの草稿をパッと見で区別するために、この色のメモパッドを使うようになったことから、"Legal Pads"と呼ばれるようになりました。
現在では活動的なビジネスマンや、カレッジの学生達に親しまれ、広く愛用されています。

この、高級感とは無縁の雑な雰囲気が、適当に思いついたことをなんでも書いて、ドンドン破り捨てるという使い方に非常に向いています。
会議の席に持ち込むと、ひとりだけアメリカのビジネスマン気分。
罫線は裏表両面からプリントされているので、余すところなく使えます。

スタンダードなレターサイズと、カバンや他の手帳などにも収まりの良いジュニアサイズをご用意しました。
お好みに合わせてどうぞ。
っていうか両方持ってて、使い分けるのがベストだと思います。

いまだにしっかりアメリカ製なところも嬉しいポイントです。

Friday, February 10, 2012

《KUM》の鉛筆削り

KUM / ブラス ペンシルシャープナー
KUM / 2穴 ブラス ペンシルシャープナー

ハンドルや、削りカスケースのない、シンプルな鉛筆削りといえば、真っ先に思い出されるこのフォルム。
こういうのの元ネタになるぐらいのスタンダードな存在です。
そして、この手の鉛筆削りは、なぜか全てドイツのメーカー製(過去に日本では、『ドイツ削り』というド直球なネーミングで売られていたようです)なのですが、現在もドイツ国内で製造を続けているメーカーはほとんどないようです。
……でも、見つけちゃいました。

1919年にドイツで設立された、老舗メーカー、《KUM(クム)》。
ドイツ語で"Kunststoff & Metal"「プラスチックと金属」を意味する社名の通り、金属とプラスチックの高い加工技術により、削り器や定規などの商品を、全て自社で製造し続けています。
そのこだわりは、「pencilsharpener.com」という自社サイトのURLからもビンビンに伝わってきます。

そんなKUMさんの定番鉛筆削り。
スタンダードな1穴タイプと、11mmの太軸鉛筆にも対応出来る2穴タイプをご用意しました。
同じデザインで、プラスチック製・マグネシウム合金製・真鍮製が存在するのですが、そこはやっぱり重量感のある真鍮製をセレクト。
くすんだ色合いがカッコイイですが、金属磨き(ピカールなど)で磨いてみるのも面白いかと思います。


◆おまけ
1穴タイプは1つずつブリスターパックに入ってるのですが、2穴タイプは1ダース入りのケースで納品されてきました。
このパッケージが異常にカッコ良かったのでお見せいたします。


"THE ORIGINALS BY KUM 100% GERMAN MADE"のロゴなど、とにかくドイツ製をアピールするパッケージ。

裏面には関連ブランドロゴがズラリ。
12個お買い上げのお客様にはお付け致します(笑)。

Thursday, February 9, 2012

MeadのComposition BookとMarble Memo

今日も文房具の新アイテムが入荷してきました。

1846年創業、アメリカNo.1の紙製品メーカー《Mead(ミード)》社。
Meadといえば、リーガルパッドやステノなど、数々のロングセラー商品がありますが、代表作といえば、やはりマーブル模様の『Composition Book』。

アメリカ版の「大学ノート」的存在のコンポジション・ブック。
異常なシェア率で、日本でいうところのCampusやジャポニカみたいな位置?
文具チェーン店のPBから出てる格安コピー品まで、ちゃんとこのマーブル柄を踏襲してます。

Mead / ブラックマーブル コンポジションノートブック
Mead / マーブル コンポジションノートブック

赤い縦ラインが、同社の『リーガルパッド』を思わせます。

時間割も書き込めます。

この手の「昔からあって、別に狙ってないけど奇跡的にデザインがカッコイイ」ってのに弱いんですよね。


大きさが気になる方には、携帯に便利なメモサイズもありますよ。

Mead / ブラックマーブルメモ
Mead / マーブルメモ



とにかくメジャーなノートなので、あらゆる作品に登場し、ヒップホップ界隈からも人気の高いこのノート。
手軽にアメリカンな気分を味わえる、おすすめアイテムです。

Monday, February 6, 2012

《RHODIA(ロディア)》のclic bloc MOUSE PAD

怒濤の文房具入荷ラッシュを予定している、今週のEHS。
一体何屋さんなのか、やってる本人にもだんだんわからなくなってきましたが、
特にジャンルに縛られることなく、「このアイテムならココの!」や、「このブランドで、あえてコレ!」といった独自のセレクトで、世界の名品をご紹介していきたいと思います。

というワケで、今日は《RHODIA(ロディア)》です。
ロディアといえば、言わずと知れた、フランスが生んだメモパッドの代名詞的存在。
オシャレ系文具屋やセレクトショップにも必ず並んでいるので、使ったことのない人でも、「あー、あのオレンジ色のアレでしょ?」程度の認識はあるかと思います。

そんな《RHODIA》からEHSがセレクトしたのはこちらの商品。



RHODIA / クリックブロック マウスパッド

《RHODIA》ならではの上質紙を使用した、5mm方眼ブロックメモが、マウスパッドサイズに拡大。
これで、「マウスによるPCの操作」と「手書きのメモ」という、デジタル/アナログな作業がバリアフリーに!

表紙のホチキス留めなどは、全部フォトプリントで、実際には糊綴じのブロックメモになっています。
はがしても段差は発生しません。
かなりしっかりした綴じなので、マウスパッドとしての「かたまり感=安定感」があります。
一番下の台紙裏面には滑り止め加工が施されているので、激しいマウス操作でも安心です。

別にメモをとらなくても、「汚れたらはがせるまな板」的感覚で使うのもアリだと思います。


《RHODIA(ロディア)》からは、消しゴム付き鉛筆も同時入荷。


RHODIA / ロディアペンシル

持ちやすく、転がりにくい3角軸。
そしてブラック木軸となると、見逃すわけにはいきません。

ちゃんと全パーツにおいて、コーポレートカラーのオレンジ&ブラックに徹底してるのが素晴らしいですね。

Friday, February 3, 2012

MEN'S CLUB Vol.88 & 89

今日もサラッとMEN'S CLUB(メンズクラブ)バックナンバーの、新入荷分のご紹介です。

MEN'S CLUB Vol.88 1969年3月号
ダブルの紺ブレ&ピンク・オックスフォードが異常にカッコ良すぎる表紙の1969年3月号。
またもやジャケ買い必至です。



日野皓正さん。

大学新聞リポート。
捨て犬を寮で飼ってたら怒られた、ペンシルバニア大のジョン・ワーゴーくん。
本人は全く狙ってないかもしれませんが、超絶おしゃれさんですよね。


MEN'S CLUB Vol.89 1969年4月号

バンカラ・アイビー!

実は元ファッション・モデルで、『男の服飾』時代のメンズクラブでは度々表紙を飾っていた菅原文太さん。
俳優転向後、初の主演映画が決定し、晴れて凱旋登場となりました。

日本の伝統工芸を見つめ直すという好企画、『しょっぴんぐ・ふぉあ・とらっど・がい』。

学生服の限界にも挑戦。

Thursday, February 2, 2012

Kilim(キリム)のクッションが再入荷しました

Kilim(キリム): Eight Hundred Ships & Co.

密かな人気で、在庫減少の一途を辿っていた、キリムのクッションカバーがまたまた入荷。
貴重なヴィンテージ・キリムの一部を切り取り、45×45サイズのクッションに仕立てたアイテムです。

遊牧民が手織りで作ったインパクトのある柄たちは、モダンなインテリアにも良く合います。
今出てる"BRUTUS"(シェアハウス特集)にも、そんな部屋写ってたなぁ(立ち読みで得たぼんやり情報)。

もちろん全て1点ものなので、早めのご決断を。
ヌードクッションもお付け出来ますよ。