Monday, January 31, 2011

HexicoのWestern Shirts


Hexico
Flannel Western Shirts / White
Flannel Western Shirts / Navy
8oz. Denim Western Shirts

Hexicoのウェスタンシャツが入荷しました。

ウェスタンシャツといえば、発祥はカウボーイのワーク&ドレスシャツ。
そのため、長めの襟、ボタンがたくさん並んだカフス、パンツにINすることしか想定していないタイト&ロングなシルエットと、かなりアクの強いデザインが主流です。

しかしHexicoのウェスタン・シャツは片ポケット仕様で大変シンプル。
カフスも短め、着丈も短め、シルエットも程よくゆったりめで、かなりモダンなバランスです。
ウェスタン特有の、「カッコイイかもしんないけど、現代人的には不必要っす……」という要素をすべて解消してくれています。

引く部分だけでなく、トリプルステッチでの縫製、サイドのマチ(ガゼット)、台襟のキルトステッチ、レインボーカラーの下糸など、遊びの要素もたくさんプラスされています。

この『足し算』と『引き算』のバランスが、Hexicoの真骨頂。
コレは全製品に共通する理念ですので、他のアイテムもじっくりご覧ください。

っていうか、難しい事抜きに、ホントに着やすいし、使えるアイテムです。

素材は8オンス・デニムと、無地のネル(ネイビーホワイト)。

無地シャツは、インナー使いから、シャツonシャツの重ね着、春にはプリントTやボーダーTの上に、と年中大活躍する万能アイテムですので、あらゆる素材・デザインのものを集めておきたいですよね。

Friday, January 28, 2011

【立ち読み】MEN'S CLUB Vol.61 1967年1月号

Bookstore立ち読み企画、2回目はMEN'S CLUB Vol.61 1967年1月号です。

毎年1月号恒例のファッション流行予測など、専門的で少々お堅い雰囲気の読み物などもありますが、個人的にグッときたのがウィンター・ファッション特集のこのページ。

これからスキー旅行に出発する若者のグループ。
全身VANに身を包み、VWバスの前でカッコよくポージング。

しかし、その2ページ後……

『出発する時は元気いっぱいでしたが、帰りはご覧のありさま』。

いいわー、こういうセンス(笑)。

他にも、ジャケットのベントについての研究、『ベンツ学/VENTLOGY』。

アーミー(トレンチ)コート vs. ネイビー(ピー)コートのスタイル提案など見所多数。

スナップ連載、『街のアイビーリーガース』は日本大学篇。
今見ても全然カッコイイ!

Thursday, January 27, 2011

Hexico Vintage Melton Drizzlerにネイビー追加



Hexico Vintage Melton Drizzler - Black
Hexico Vintage Melton Drizzler - Navy

HexicoのVintage Melton Drizzler(ヴィンテージ・メルトン・ドリズラー)に、待望のネイビー登場。
キラリと輝くゴールドのWALDESジッパーと、シャイニーな裏地がイイ感じです。

サイズも各色、S/M/Lの3サイズ揃ってます。

コットン/ナイロン素材のCN Weather Drizzler(CNウェザードリズラー)もあわせてどうぞ!

Wednesday, January 26, 2011

【立ち読み】MEN'S CLUB Vol.57 1966年9月号

お待たせしました!
大量に入荷していた'60〜'70年代のMEN'S CLUB(メンズクラブ)の販売がようやくスタートしました。
ブログの方でも、立読み的に少しずつ内容を紹介していきます。

まずは在庫中で一番古い'66年9月号から。

MEN'S CLUB Vol.57 1966年9月号
表紙にも"The New Western Mood Issue"と書いてあるように、ウェスタン・スタイルの大特集号です。

内容はこんな感じ。

『昔のメンクラは編集センスのクオリティが異常に高い』ってのは、なんとなく知ってましたが、スタイリング・読み物・現地取材・イラスト企画などで立体的に構成されていて、かなりの見応えです。
確かに、当然インターネットも無く、高額すぎて海外旅行にも気軽に行けなかった時代(45年前)にこのセンスと情報量は凄いとしか言いようがありません。
今の雑誌より全然面白いかも。

あと、1966年ということで、スタイリングページで使われているジーパンがさりげなくレア品番だったりします。

編集後記には、穂積和夫氏によるアメコミ風イラストページの和訳が。
親切ですね。

『第1回モデル募集合格者発表』。
みんな髪型がビッシリきまってます。

その他、ロンドン・カーナビー・ストリートでの、なぜか魚眼レンズを使用したスナップ、『シャボン玉に写ったモッズ』、『横須賀ワッペン』、『アムステルダムの若者たち』など、ウェスタン、アイビーだけじゃない幅広い内容となっています。

Eight Hundred Ships & Co.オンライン・ストア

Friday, January 21, 2011

This is...のラウンドファスナーウォレット

コットンシューレースが大好評の『This is...』さんですが、本業は上質なレザーを使用した、バッグ・財布・ベルトなどのデザイン&生産。
そんなThis is...さんの新作ロングウォレットが入荷しました。
Round Fastener Wallet - Black Bridle Leather
Round Fastener Wallet - Brown Bridle Leather
Round Fastener Wallet - Navy Leather

『ラウンドファスナーウォレット』というだけあって、3辺にわたるファスナーが周囲をガードし、スッキリした印象です。
ジッパーは、デニムパンツなどによく使用される、UNIVERSALの両爪ロック式。
金属部のゴールドとファスナーテープの白、本体のレザーカラーとのコントラストとともに、『無骨さ』&『エレガントさ』がいい塩梅でミックスされています。

そのファスナーを開くと、驚きのポケット数!

えーっと、真ん中に小銭入れでしょー?その両端のポケットにはお札入れるでしょー?
で、カードは8枚も入れるとこあるでしょー?え?一番端も両方ポケット?
外側も見てみろって?
うわっ、本体かと思ったら同じレザーでポケット付いてるよ!

…と一瞬では把握しきれないほどの収容力。
どこに何入れるか考えるの楽しいですよね。
銀行の通帳ぐらいなら余裕で入りますよ。


ブラックとブラウンはブライドルレザー。
ネイビーはコンビなめしのカウハイドを使用しています。

この『ブライドルレザー』ってのがまた良いんですよ。

フルベジタブルタンニンなめしの後、ロウを染み込ませて作るブライドルレザーには、表面に余分なロウが白い粉状になって現れます。
これが使い込むうちに自然に光沢へと変わっていきます。
ブラッシングや乾拭きでのお手入れも、光沢への近道です。

わかりやすくいうと、リンゴの表面みたいなことですね。
こちら下が新品、上がThis is...デザイナー氏自らが使い込んだサンプルです。
ナイス・ツヤ!
さらにアップで。

ネイビーレザーも、オイルたっぷりのコンビなめしなので、同様に経年変化が楽しめます。


「なんかいまいち『年明け感』が足りない」って方は、財布を新調してみると一気に新しい気分になるのでオススメです!
男女を問わないデザインなので、贈り物にもどうぞ。

Eight hundred Ships 6 Co.

Tuesday, January 18, 2011

INDERAのサーマルアンダーウェア

しかしここんとこ連日寒いっすねー。
僕も、ウールのセーターの上からダウンベスト着て仕事してます。屋内なのに。
時と場合によっては、それでも寒いです。

こうなったらアレのお世話になるしかない!


そうです。サーマルアンダーウェア。
上半身用
INDERA Classic Long Johns - Thermal L/S Tee
と、
下半身用。
INDERA Classic Long Johns - Thermal Pant

その昔、アメカジ屋/古着屋の店頭には必ずと言っていいほど常備されていたJ.E.Morgan(モーガン)のパック入りサーマルT。
当時はみんな、冬になれば定番的にネルシャツやらダメージジーンズやらの下に着込んでおりました。

しかしいつの間にかMorgan Mills社が消滅。
一気に入手困難な代物に。

しょうがないから、カジュアルブランドや量販系ブランドの類似品でやり過ごそうとしても、何かが違う。
綿100%だと手首のリブがデロデロに伸びるし、変な後染めとかも必要ないんです。
ハイテク過ぎる素材も、なんかイヤなんです。
あのワークウェアの延長みたいな、無骨な雰囲気のアンダーウェアはもう手に入らないのだろうか……。

と、思ってたところに救世主のごとく現れたINDERAのサーマルTee&タイツ(レギンス)。

バインダー処理のネック。
フラットシーマなつなぎ目。
ロックのみの裾。
長くてタイトな袖リブ。

やっぱりコレですよねー。

調べてみると、1914年創業という老舗ブランド。
今までどこに隠れてたんだか。

モーガンの綿50%/ポリエステル50%に対して、インデラのサーマルは65/35。
強度と保温性をキープしつつ、ソフトな着心地も実現する最適なブレンドです。

真冬はもちろん、春先の「実際は寒いんだけど、冬っぽい素材の服を着てると遅れてる感じになる」という、『立ち上がり期』にも大変重宝するサーマルアンダーウェア。

各色とは言わず、一週間分ぐらいは押さえておきたいです。

Eight Hundred Ships & Co.

Tuesday, January 11, 2011

『絵本アイビーボーイ図鑑』と『絵本アイビーギャル図鑑』

今さらですが、あけましておめでとうございます。
今年もEHSをよろしくお願いします。

2011年、ついに(?)"EHS BOOKSTORE"がスタートいたします。
以前から、メンズファッション関連の書籍を紹介したいな、と思ってましたが、ようやく入荷してまいりました。
しかもいきなり名著中の名著です。

TALLBOY BOOKS - IVY Illustrated - 絵本アイビーボーイ図鑑』と、
TALL GAL BOOKS - IVY Illustrated - 絵本アイビーギャル図鑑』。

イラストレーター・穂積和夫氏による、アメリカン・トラッド・ウェアの基本アイテム&コーディネートの解説書。
季節や場面ごとの着こなしから、アイビー・リーガーの生態まで、かわいいアイビーボーイ/ギャルのイラストと、ユーモアたっぷりの文章によりわかりやすく解説されています。

1980年に出た本ですが、今見ても全く古さを感じさせないどころか、「あ〜、あのブランドのあの服の元ネタはコレだったのか!」など、今だからこそわかる新しい驚きもたくさん詰まった楽しい1冊(2冊)です。

後の1985年に講談社X文庫版(『ボーイ』のみ)、2003年に愛育社から復刊、2010年に増刷と、リイシューが繰り返されていますが、こちらは1980年出版のオリジナル。ともに第1刷です。

「そんなの最近買ったぜ!」、「別に今も売ってるじゃん」という方も多いかと思いますので、今回は講談社版と愛育社版の比較をしてみたいと思います。

まず、決定的に違うのが本のサイズ。
横幅はほぼ同じなのですが、高さが3センチ程違います。
昔の方がやや大きめです。
"TALLBOY BOOKS"、"TALL GAL BOOKS"っていう謎の表記はこの事?

長い分、何が大きくなってるかというと、イラストが大きい!
これは嬉しいですね。

カラーページの発色も、なんか昔の方がいいかも。

あと、巻末に"IVY WARDROBE CHECKLIST(アイビー・ワードローブ・チェックリスト)"が付いてます。
コレは現行版には無いページ。

本編に出てきた季節ごとの基本アイテムを見ながら、『僕(私)のワードローブ』を書き込んで、少しずつ立派なアイビーに近づいていくという、便利なリストです。


良い本が復刊されて普及するのは大変良い事ですが、「もう一歩踏み込んで知りたい!」という方や、「モノとしてオリジナル版も持っときたい!」という方にはぜひオススメしたい逸品です。

2冊セットでの販売となります。

Eight Hundred Ships & Co.